030:通勤電車





おひるやーすみはウキウキウォッチング! あっちこっちそっちこっちいいっとも〜♪



「はい、今日のゲストは会うのは初めてですね。ブラジルサンパウロの選手・西城敦さんです、どうぞ!」
「どーも! 西城でーす」
「「「「「「「「「「キャ―――――――――――ッ!!!!!!」」」」」」」」」」
「・・・・・・何かスゴイ声援だね」
「本当ですねぇ。有難いことです」(ヒラヒラ)
「「「「「「「「「「キャ―――――――――――ッ!!!!!!」」」」」」」」」」
「あ、タモーリさん初めまして。西城と申します、以後よろしくお見知りおきを」
「あ、これはこれはご丁寧に。タモーリでございます」
「お近づきの印にお土産を持ってきてみたのです。まずは代表ユニフォーム・西城のサイン入り!」
「おぉ〜!」
「そして公式ボール! これも西城のサイン入り! 数年後に売ると高くなると思われるのでどうぞ!」
「売るって、大切にとっておきますよ」
「あとコレはめちゃくちゃレア! レア中のレア! 幻の一品! ―――じゃっじゃーん! クンお手製の和菓子なのです!!」
「「「「「「「「「「「おおおおおおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!」」」」」」」」」」」
「西城の本日のおやつなのですが、タモーリさんと一緒に食べようかと思いまして」
「いいの? じゃあさっそく」(桜餅をパクリ)
「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」」
「―――――――――――美味い!」
「でしょう!? さっすがクン!」
「何これ! 本当に手作り!?」
「もちろんですとも! 外国じゃ和菓子はめったに食べられませんからね! こうしてよく一緒に作ったりもするのですよ!」
「これは美味い」
「・・・・・・・・・欲しいかね?」
「「「「「「「「「「欲しい―――――――――――っ!!!!!」」」」」」」」」」
「お約束だけどあげなーい」
「「「「「「「「「「(笑)」」」」」」」」」」



「周防選手からの伝言ですね。『今度、広島焼きの美味い店に一緒に行こうぜ』」
「何ですか、これは西城への挑戦ですかね? 西城は本場の出だからうるさいですよ〜?」
「電報も着てます」
「あ、そのプーさんって持って帰ってもいいのですか?」
「もちろんどうぞ。電報は・・・・・・『籠蒸しカステラ(抹茶)が家に』・・・・・・
「「「「「「「「「「キャ―――――――――――ッ!!!!!!」」」」」」」」」」
「これは・・・?」
「―――――これ、はっ多分、『カステラが食べたかったら余計なことを喋るな』ってことでしょうね! さっすがクン!」(爆笑中)
「何? 何か喋ると悪いことでもあるの?」
「そりゃもちろん沢山! 西城とクンとて聖人君子じゃございませんから」
「たとえば?」
「たとえば―――――ってそれ言ったら西城のカステラが!!」



「西城はサッカーを始めたのが遅かったって聞いたけど?」
「あぁそれは事実間違いなしですね。西城は小学校六年生から始めたんですよ」
君と一緒に?」
「もちろん。西城とクンはワンセットですから」
「たしかに仲が良いね。試合でも私生活でもあんな感じ?」
「あんな感じとはこれまた一体」
「このまえのワールドカップ選手密着ドキュメンタリーみたいな。あれだとすごく仲良かったように見えたけど」
「あぁアレ。見えるじゃなくて実際に仲良しなのですよ、西城とクンは」
「紹介には親友って出てたっけ」
「そうなのですよ。まぁ一部お嬢さん方の間じゃそれ以上みたいに見えてるっぽくて笑えるのですが」
「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
「あーやっぱり知ってるんだ? かなり有名な話みたいだね」
「有名ってどんな有名だか! まぁ笑い話で済ませるからオッケーなのですがね」
君も知ってるの、それ」
「当然。前にファンレターと一緒にその手の本・・・同人誌って言うのか西城には判りませんが、それが届いたんですよねぇ」
「・・・・・・それで?」
クンとケンカしましたよ。もう3時間くらいお互いに譲らなくって。あぁ見えてクンも強情なので」
「『俺はホモじゃない』って?」
「んなことは後回しですよ。むしろ『攻めは俺だ!』みたいな感じで」
「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
「あはははははははははは! そっちなんだ!?」
「そりゃもう当然! 男の意地にかけて譲れないことですから!」
「そりゃ譲れないけどさ。―――――――で? 結局どっちになったの?」
「うーん、西城もクンも負けず劣らずしつこいですから埒が明かなくて。結局はリバーシブルに」
「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」



「それではお友達を紹介してもらいましょう」
「「「「「「「「「「え――――――――――――――っ!!!!!」」」」」」」」」」
「いやいやThank you! それではまぁ皆様の予想通りの人物を」
「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
「西城の最高の友にして最強のライバル! クンをご紹介します!!」
「「「「「「「「「「「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」」」」」」」」」」
「俺も実際に会うのは初めてだね」
「大丈夫ですよ、クンは人当たりが良くて噛み付きませんから。はいどーもありがとうございます」(電話を渡される)
『もしもし』
「やぁクン! ビデオの録画はちゃんと録れてるかね?」
『さっきテープがなくなって、もう録ってないよ』
「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
『それより西城、カステラはもうないから』
「なんとご無体な! 殺生だぞクン!!」
『はいはい。さっさとタモーリさんと代わって。生放送なんだから』
「うむ。では帰りにタカノでケーキを買っていこう」(電話を渡す)
「こんにちは。初めましてタモーリです」
『こんにちは、初めまして。です』
「いや、何だか今日は楽しいトークを聞かせてもらって」
『西城は話し上手ですから。・・・・・・何だか余計なことまで喋ってたみたいですけれど』
「お菓子もありがとうございました。あれは本当に美味しかった・・・!」
『そう言って頂けると幸いです』
「じゃあ、明日来てくれるかな!?」
『―――――いいとも』



「以上、本日のゲスト・西城敦さんでしたー!」
「じゃあ皆さんまた会う日まで!」





2003年2月24日