019:ナンバリング





チャッチャッチャッチャチャチャチャ・チャラチャラチャラチャラ・プツッ
「あ、もしもし鳴海? 椎名だけど」
『―――――なんで俺のケータイにオマエから電話がかかってくんだよ!』
「オマエが選抜の奴全員に教えたからだよ。俺だって間に入ってる将と天城がいなかったら一生かけなかったと思うけどね」
『・・・・・・!』
「選抜の連絡網。これから言うことが覚えられないならメモでも何でも取って必ず次に伝えなよ」
『テメーはイチイチ一言多いんだよ!』
と西城が帰ってくるから25日の午後5時にうちに集合。久しぶりに会おうってさ」
『――――――帰ってくんのか!? あの二人!』
「帰ってくるから会えるんだろ。そんなことも判らないくらいバカなの? どうしようもないね、オマエ」
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!』
「食べ物は一応うちでも用意するけど、オマエラも持参すること。それだけ。じゃあね」
『オイッ椎名・・・っ!』
プー・プー・プー



「・・・・・・・・・俺の次って誰だよ・・・?」



プルルルルル・プルルルルルル
『はい、真田です』
「あ・・・・・・鳴海と言いますが、一馬君いらっしゃいますか?」
『・・・・・・・・・俺だけど』
「何だよ真田かよ! だったら早く言えっつーの!」
『・・・・・・何でおまえから俺に電話がかかってくるんだ?』
「テメーも椎名と同じこと言いやがって! 選抜の連絡網だとよ!」
『ああ、それで』
さんと西城が帰ってくっから椎名の家でパーティーしようってよ。25日の午後5時、持ち物は食べ物と酒」
『・・・・・・酒?』
「あぁ、忘れんなよ。じゃあな」



「・・・・・・・・・・酒?」



ピロロロ・ピロ
『何、一馬』
「選抜の連絡網。さんと西城さんが帰ってくるから、椎名の家に集まろうって。25日の午後5時」
『その日の昼間はマリノスユースとの練習試合だけど・・・5時なら十分間に合うね』
「持ってくるのは食べ物と酒だって」
『酒?』
「あ、俺の前って鳴海じゃん? だから鳴海が勝手に言ってんだと思うけどさ」
『バカだね』
「(・・・・・・相変わらず容赦のない)さんと西城さん、今季のシーズンで優勝したよな。何かプレゼントとか用意した方がいいのかな」
『そうだね、今度見てみようか』
「あぁ。じゃあまた明日の練習でな」
『うん、お休み』
「お休み、英士」



「・・・・・・・・・で、何で俺の次がコイツなわけ?」



プルルルルル・プルルルルル
『はい、杉原です』
「夜分遅くに申し訳ありません。東京選抜で一緒の郭と申しますが、多紀君ご在宅でしょうか?」
『多紀ですね、少々お待ち下さい』
「・・・・・・・・・」
『はい、お電話変わりました。・・・っていうか何で君が電話してくるわけ?』
「俺だって連絡網でもなきゃ電話したくもないね」
『西園寺監督は何を考えてこの順番にしたんだか心底不思議に思うよ』
「それは俺の台詞」
『で、用件は?』
さんと西城さんが一時帰国するから椎名の家で集まり。25日午後5時。持参するものは食べ物と酒と今季優勝したからそのプレゼントと、あとカメラ」
『判った』
「じゃ」
『さよなら』



「・・・・・・・・・きっと楽しいからこの順番にしたんだろうね、監督は」



ジリリリリリ・ジリリリリリリ
『はい、水野でございます』
「あ、夜分に申し訳ありません。都選抜の杉原と言いますが、竜也君いらっしゃいますか?」
『はい、ちょっとお待ち下さいね』
「・・・・・・・・・」
『もしもし?』
「こんばんは、水野君。杉原だけど、選抜の連絡網で電話したんだ」
『連絡網?珍しいな』
「珍しいっていうか初めてなんじゃない? 用件はさんと西城さんが帰ってくるから、椎名さんの家でパーティーをしようって。25日の午後5時集合らしいよ」
『25日の5時だな?』
「うん。それと持ってくるものが食べ物とお酒と今季優勝したお祝いのプレゼントとカメラ。あと一人一つ必ず何か芸をしてもらうから、そのつもりでって」
『・・・・・・・・・芸?』
「うん、芸。何でもいいみたいだよ」
『・・・・・・・・・』
「それじゃ、また25日にね」



「・・・・・・・・・芸?」



ラーララーラララーラララー♪
『はい、もしもし?』
「あ、桜庭? 水野だけど、選抜の連絡網で」
『連絡網!? まさか今度の日曜に練習があるとか!?』
「いや、違うけど。何でもさんと西城さんが一時帰国するらしいから、椎名の家でパーティーをしようって話らしい。25日の午後5時集合で」
『えっ! 何それマジ!? さんと西城さん帰ってくんの!?』
「ああ、そうみたいだ。で、持ち物があるんだけど」
『あ、ちょっと待って! 書くもん用意すっから』
「・・・・・・・・・」
『オッケーどうぞー』
「えっと・・・食べ物、酒、セリエA優勝のプレゼント、カメラ、それと一人一つ芸をしてもらうからそのつもりでって」
『芸!? 何だ、ソレ?』
「俺にもよく判らない」
『ふーん。物まねとかでいいのかな』
「あ、あと酒だけじゃなくてジュースも」
『オッケー判った。じゃあなー』
「ああ、それじゃ」



さんと西城さん帰ってくんのか〜」



チャラララッラッラッララーチャラララッラッラ♪
『もしもし桜庭?』
「よ、上原。久しぶり!」
『マジで久しぶりだなー。どうよ? やっぱり別れた? 例の彼女』
「おっまえ・・・人の傷をえぐるなよなぁ」
『あはは、悪い悪い』
「ま、いいけど。何か選抜の連絡網でさ、さんと西城さんが帰ってくるから椎名の家でパーティーするんだってよ」
『マジ!? 久しぶりじゃん、あの二人に会えるの!』
「ホントだよなー! 何だかんだ言ってメールだけしか連絡手段もなかったし!」
『うわ、スッゲー楽しみ!』
「で、持ち物があって・・・・・・えーっと、食べ物、酒、セリエA優勝プレゼント、カメラ、ジュース、あと一人一つ芸しろって」
『芸? 物まねとか?』
「それさっき俺も同じこと言った」
『げ、マジ? 桜庭と一緒かよ』
「うるせっ! 俺はあとサイン色紙も持って行こうかな。これ逃したらまたいつ会えるか判んねーし」
『あ、俺もそうしよ』
「マネすんなよ」
『いいじゃん、それくらい』
(その後1時間23分の長電話。携帯の請求料金に月末二人は泣くことになる)



「カメラって写メールでもいいのかなぁ?」



チャラーラーラーチャーラララララー♪
『うるせっバカズマ! ドラマ見てる最中に電話してくんじゃねぇよ!』
「・・・・・・・・・若菜。俺、上原なんだけど」
『えぇ? ・・・・・・あぁそういや一馬の着メロとは違ったっけ。悪ぃ、上原。それで何の用?』
「(ドラマ見たいがためにさっさと終わらせようとしてるな)選抜の連絡網でさんと西城さんが帰ってくるから椎名の家でパーティーするんだって」
『え? あの二人帰ってくんの?』
「らしいよ。25日の午後5時に椎名の家集合。持ち物は食べ物と、酒と、優勝のプレゼントと、カメラと、ジュースと、サイン色紙と、ケーキ」
『悪い。それ後でメールして』
「・・・・・・・・・判った。じゃあ全部メールで送るから」
『サンキュー。じゃな』
プツッ
「・・・・・・・・・この時間にやってるドラマって『渡る世間』じゃん・・・・・・」



「あー面白かった! ・・・・・・・・・あ、メールだっけ? 久しぶりだな、さんと西城さんに会うの」



プルルルル・プルルルルル
『はい、もしもし』
「東京選抜の若菜ですけれど―――――――」
『若菜?』
「あ、伊賀? 何か選抜の連絡網が回って来てさ、今月25日の午後5時に椎名の家に集合だってよ」
『ミーティングか何か?』
「違う違う。さんと西城さんが帰ってくるんだって。パーティーするらしいぜ」
『・・・・・・それを先に言えよ、若菜』
「悪い悪い。で、持ち物が食べ物と、酒と、プレゼントと、カメラと、ジュースと、サイン色紙と、ケーキと、ゲーム。あと一人一つ芸をしろってさ」
『芸?』
「俺はさんの髪をヘアメイクさせてもらうぜ。あの髪に一度触ってみたかったんだよなー」
『ふぅん。判った』
「じゃあ次の奴に回しといて。またな」
『ああ、じゃあな』



「芸か・・・・・・・・・」



ジリリリリリ・ジリリリリリ
『はい、小岩です。ただいま留守にしております。御用の方はピーッという発信音の後にメッセージをお話ください。ファクシミリの方は――――――』
「げ、留守電? 俺、苦手なんだよな・・・」
ピーッ
「あ、えっと伊賀ですけれど、小岩?選抜の連絡網です。さんと西城さんが帰国するらしく、25日に椎名の家でパーティーをしようとのこと。午後5時集合です。持ってくるものは食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム。あと一人一つ芸をするため、その用意も。それとサッカーボールも忘れないように。以上です」
(午後8時45分です)



「25日? げ、テスト週間じゃねぇか!」



プルルルルルル・プルルルルルル
『はい、黒川ですけど』
「あ、小岩ですけれど、黒川君いますか?」
『・・・・・・・・・小岩、俺の家は全員黒川なんだから“黒川君”じゃ判んねぇって』
「え? あ、そっか! 悪い!」
『別にいいけど。連絡網か?』
「ああ。さんと西城さんが日本に来るから椎名の家でパーティーするんだってよ。時間は午後5時。テスト週間なのに余裕だよなーみんな」
『俺たち飛葉はもうそのときはテスト終わってるぜ?』
「げ、マジか!? じゃあうちの学校だけテストなのかよ!」
『まぁ頑張れ』
「てめぇ他人事だからのん気に言いやがって〜! いいか!持ち物は食べ物酒プレゼントカメラジュースサイン色紙ケーキゲームサッカーボールビデオカメラ! それと一人一つ芸をしろ! どうだ! 覚えられなかっただろ!」
『いや、覚えたから』
「何だと!? ちくしょ〜! 黒川なんて嫌いだー!!」
ガシャン
『・・・・・・・・・・』



「伝言ゲームだな、こりゃ」



ジリリリリリリ・ジリリリリリリ
『はい、もしもし』
「あ、五助? そこに六助いるか?」
『何だ柾輝か。いるぜ、ちょっと待ってな』
「・・・・・・・・・」
『柾輝?』
「選抜の連絡網。つっても翼から聞いてるだろうけどな。でも持ち物がやけに多くなってるから一応伝えとこうと思ってよ」
『持ち物? 翼は食べ物だけって言ってなかったか?』
「それに余計なのが加わって、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ。あと一人一つ芸をすることになってるみたいだぜ」
『何だよ、それ』
「誰かが加えていったんだろ。ってことで俺からは歯ブラシを追加」
『泊まるってことか? 翼の家に』
「どうせ酒なんか飲んだら帰れねーだろ。じゃあな、次は谷口だから忘れずに回せよ」
『おお、じゃーな』



「兄貴、選抜の連絡網ってどこやったっけ?」



トゥルルルルルル・トゥルルルルルル
『はい、谷口です』
「あ、もしもし。畑といいますが聖悟君いらっしゃいますか」
『・・・・・・畑って、選抜の?』
「そうだけど、谷口?」
『おぉ。電話なんて初めてじゃん。何かあったのか?』
「連絡網で、さんと西城さんが帰ってくるから翼の家でパーティーするってよ。25日の午後5時集合」
『翼って椎名のことだよな?』
「あぁ。それで持ち物が、食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ。あと一人一つ芸をやれって言ってたな」
『芸? じゃあ俺はギターでも弾くか』
「それとカラオケでモノマネ歌合戦するからそのつもりでって」
『モノマネ歌合戦?』
「ああ、じゃあまたな」
『おぉ、じゃ』



「ゆずとかくずとかの弾き語りでいいよな」



ピロピロピロピロピロピ・プツッ
「あ、もしもし内藤か?」
『谷口? 久しぶりだな』
「おぉ、久しぶり。選抜の連絡網なんだけどよ、今度さんと西城さんが帰ってくるからパーティーやるんだってさ」
『帰ってくるのか!?』
「そうみたいだぜ。25日の午後5時に椎名の家に集合」
『あー、その日テストの最終日だ。よかった、テスト中じゃなくて』
「俺もその日に終わる。持ち物は食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ。それと一人一つ芸をやるのと、モノマネ歌合戦をやるから持ち歌一つ準備しとけってよ」
『モノマネ歌合戦かよ!』
「それとアイスも持参な」
『夏だしな。むしろケーキもアイスケーキの方がいいんじゃねぇ?』
「さぁ? とにかく伝えたからな」
『ああ、じゃあ25日に』
「おぉ、またな」



「ケーキはアイスケーキにするか」



ジリリリリ・ジリリリリ
『はい、木田です』
「あ、内藤といいますが圭介君はいらっしゃいますか?」
『はい、少々お待ち下さいませ』
「・・・・・・・・・」
『もしもし、内藤か?』
「あ、木田。久しぶり。今電話に出たの木田の姉さん? 何かすごく綺麗な声だったんだけど」
『・・・・・・姉、だが。それより用件は何だ?』
「選抜の連絡網で、さんと西城さんが帰ってくるから25日に椎名の家に集合。午後5時だってさ。あと持ち物が色々あるんだけど」
『・・・・・・ああ、言ってくれ』
「えーっと、食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ、アイス。あと一人一つ芸をやるのと、モノマネ歌合戦をやるってよ」
『・・・・・・・・・・・多すぎないか?』
「俺もそう思うけど、連絡網なんだから仕方ねぇじゃん。あ、あと煎餅もな」
『判った』
「じゃあな。お姉さんにヨロシク」
『・・・・・・・・・判った』



「俺の次は・・・・・・小堤か」



プルルルルル・プルルルルル
『はい、小堤です。どちら様でしょうか?』
「木田と申しますが夜分に恐れ入ります。健太郎君はご在宅でしょうか?」
『・・・・・・木田?』
「・・・小堤か? 久しぶりだな」
『久しぶり。何かあったのか?』
「いや、選抜の連絡網なんだが・・・・・・小堤もさんと西城さんのことは知っているだろう?」
『あぁ、トレセンにコーチで来てたっていう?』
「ああ、その二人が久しぶりに日本に来るらしく、椎名の家でパーティーを開くことになったらしい。もしよければ小堤も来ないか?」
『・・・・・・でも、俺はその二人とは面識もないし』
「面識があるとかないとか、そういうことを気にする人ではないから気にするな。話を聞くだけでもずいぶん参考になると思うぞ」
『・・・・・・そう、だな。相手はプロの選手だし』
「25日の午後5時からなんだが、空いているか?」
『・・・・・・あぁ、空いてる。何か持っていくものとかは?』
「・・・・・・・・・・それが色々とあるんだ。書くものはあるか?」
『あるよ』
「じゃあ言うぞ。・・・・・・食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ、アイス、煎餅・・・・・・・・・それと西城さんが好きだから、和菓子」
『・・・・・・・・・サッカーボールとか、椎名の家にあるんじゃないか?』
「俺もそう思うが、一応連絡網で回ってきたからな。あと一人一つ芸をすることと、モノマネ歌合戦をするから準備をしてくること」
『・・・・・・・・・絶対、どこかで間違ったよな?』
「・・・・・・・・・俺もそう思う」
『まぁ、うん、判った。ありがとう、木田。それじゃあ25日に』
「ああ、また」



「・・・・・・俺の次は不破、だよな?」



デンワガキテルヨ・デンワガキテルヨ・ハヤクシナイトキレチャウヨ
『―――――――ふむ、やはりこの着信音は単調すぎて物足りない。もっと他のものにするべきか』
「・・・・・・・・・」
『どうした、小堤。何か用があったから電話をかけてきたのではないのか?』
「あ、いや、そうなんだけど。・・・・・・よく俺だって判ったな?」
『うちの電話は常に相手の電話番号が表示されるように改造してあるからな』
「(改造・・・?)えっと、選抜の連絡網なんだけど」
『うむ』
さんと西城さんが帰国するらしいから、椎名の家でパーティーをしようって。25日の午後5時に集合」
『帰国するのか』
「あぁ、そうみたいだ。俺も直接会ってみたいから行かせてもらおうと思って」
『別におまえは都選抜のメンバーなのだから気にすることはない』
「・・・・・・あぁ。それで、持ち物があるんだけど」
『ふむ』
「食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ、アイス、煎餅、和菓子、あと東京名物のお土産」
『必要のあるものとないものが混ざっていると思うのだが、それは何故だ?』
「さぁ? 俺にも回ってきただけだから。25日にみんなに聞いてみたら?」
『判った、そうするとしよう』
「それと一人一つ芸をすること。あとモノマネ歌合戦をするから準備して来いって。これは余興みたいなものだろうけど」
『了承した。何か芸をしてみせればいいのだな』
「(何となく不安)・・・・・・じゃ、また25日に」
『あぁ』



「京介に連絡してアレを用意してもらうか・・・・・・」



三年、渋沢克朗君、お電話が着ております。至急管理人室までいらして下さい。繰り返します――――――――――
『はい、渋沢ですが』
「不破だ」
『不破か、どうした? 何かあったのか?』
「選抜の連絡網が回ってきた。と西城敦が帰国するため椎名宅にて歓迎会を行うとのこと。日時は25日午後5時」
『・・・・・・会えるのか、あの二人に』
「持参品は食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ、アイス、煎餅、和菓子、東京の名産品、それと本だ」
『酒はいけないんじゃないか? 年齢的に』
「他にも多々いらないと思われるものがある。第一持って来いと言われる理由が判らん」
『・・・・・・判った。他には?』
「一人一つ芸をするからその用意。それとモノマネ歌合戦なるものを催すらしい」
『・・・・・・・・・判った。藤代と間宮にも伝えておくよ』
「では失礼する」
『あぁ、またな』



「・・・・・・どう考えても椎名の指示ではないと思うんだが・・・」



「藤代、間宮」
「何っすか? キャプテン」
「今度さんと西城さんが帰国するらしい。25日に椎名の家でパーティーをやるから、二人とも参加するか?」
「・・・・・・・・・・え――――――――っ! あの二人帰ってくるんですかぁ!?」
「・・・・・・・行く」
「俺も行くっす! 絶対行きます!」
「判った。そう椎名に伝えておく。それと持っていくものがあるんだが・・・・・・」
「何だ」
「食べ物、酒、プレゼント、カメラ、ジュース、サイン色紙、ケーキ、ゲーム、サッカーボール、ビデオカメラ、歯ブラシ、アイス、煎餅、和菓子、東京のお土産品、本、それとトレセンで撮った写真」
「えー! 俺、ポテチとかも持って行きたいです!」
「あぁ、持っていっていいと思うぞ。それと一人一つ芸をするらしい。あとモノマネ歌合戦も」
「カラオケならバッチリ任せて下さい!」
「俺はエリザベートを連れて行く」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・間宮、それだけは辞めてくれないか」
「もう決めたことだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(真っ青)」
「楽しみですね、キャプテン!(ウキウキ)」



25日午後5時。
だんだんと持参品量の増えていくメンバーに椎名翼は激怒し、西園寺玲は笑い転げたとか。
もちろんは穏やかに微笑み、西城敦は一緒になって笑い転げていた。





2002年12月14日