行く年、来る年
「さぁて、今年も残すところあと僅か。っていうわけで今年の鬱憤は今年のうちに、やっぱりこれって基本だよねぇ。はいそこ逃げないで、端から俺の前に出てきてー。大丈夫、大切なファミリーだからね、殺したりはしないって。まぁ今年の破壊損額ランキングに反比例してお見舞いするパンチの数は変わるかもしれないけど、でもこれも俺からの感謝だと思ってさ、素直に受けて止めてくれるよね? 俺もさぁ、今年のぐだぐだを来年に持ち越したくないんだよ。爽やかな気持ちでみんなと新年を迎えたいわけ。え、何? 身体も爽やかな状態で迎えたいって? あはは、大丈夫大丈夫! ボンゴレ看護班がまっさらで綺麗な包帯を巻いてくれるから、みんな改心して爽やかな気持ちで新年を迎えられるって。はーい、全員整列した? じゃあそろそろ始めよっか。年内に終わらせなきゃいけないし、明日にはファミリーの新年会も控えてるしね。俺も凪やハルや京子ちゃんたちと日本に飛んで初詣に行く予定なんだ。飛行機に乗る時点で自力で歩ける人がいたら連れて行ってあげてもいいよ? ちなみに日本では別行動だからね。問題起こしたりしたら置いてくるからそのつもりで。じゃあはい、始めよう! 一番手、おいでリボーン!」
イタリアの地にも関わらず、遠くからごおんごおんという除夜の鐘が聞こえてくる。今年一番の爽やかな笑顔で]グローブを構えているドン・ボンゴレ十代目を前に、彼らは果たして新年を迎えることが出来るのだろうか。大晦日、彼らは来年は頑張って物を壊さないようにしよう、綱吉にストレスを感じさせないようにしようと一様にして誓うのだった。
しかしその決意も一ヶ月もてば良い方だったり。そしてまたバレンタインに似たようなことが起こる。
2008年12月31日