今日のボンゴレ





世にも恐ろしい話 / 沢田綱吉&獄寺隼人
理想のタイプ / イーピン(10歳)
後悔してます。ねぇ神様! / マーモン&沢田綱吉&リボーン
左手にランキングブック / 沢田フゥ太(20歳)
跡継ぎ問題 / 沢田綱吉&雲雀恭弥













世にも恐ろしい話 / 沢田綱吉&獄寺隼人



「・・・・・・・・・」
「どうしたんですか、十代目? お顔の色が良くないですが」
「いや・・・・・・ちょっと、夢見が悪くて」
「でしたら俺に話して下さい! 人に話せば正夢じゃなくなるって言いますし!」
「・・・・・・いいの?」
「はい、もちろん!」
「じゃあ話すけど後悔しないでね? 夢の中に骸と千種さんと犬さんが出てきて今は三人とも脱獄して歌舞伎町でホストやってるって言うんだ。俺は『あーそうですか』としか答えられないんだけど『よろしければ来て下さい。サービスしますからクフフ』とか言われちゃって名刺を差し出されたら当然のようにそこに『ナンバー1・骸』とか書いてあって源氏名本名かよとか思ってたら俺の後ろに控えてた獄寺君がいまいましげに煙草とか取り出してそうしたら三人がライターをシュボッてホスト伝統の技を」
「・・・・・・!!!」
「何かすっげー嫌な予感するから、一応確認取っといてくれる? 歌舞伎町の『プレシャス』ってホストクラブ」



黒曜にホストされる獄寺君。














理想のタイプ / イーピン(10歳)



「ねぇねぇ、イーピンは結婚するならどんな人がタイプ?」
「えー・・・そうだなぁ、優しい人がいいな」
「つまんないよ、それ! もっと何かないの?」
「うーん・・・じゃあ優しくて、面倒見が良くて、子供の扱いが上手くて、いつもはちょっと頼りないんだけど、いざって時はみんなのことを守ってくれて、勉強とかは出来なくていいから、優しく笑ってくれる人がいいな」
「・・・・・・ずいぶん具体的だけど、もしかして誰が考えて言ってる?」
「え? ・・・・・・あれ? ・・・・・・・・・あれぇ?」



無意識の産物。娘は父親に似た人を夫に選ぶ。














後悔してます。ねぇ神様! / マーモン&沢田綱吉&リボーン



「・・・・・・ねぇ、ドン」
「何? マーモン」
「そろそろ視線が痛いから放してくれない?」
「えーっ! 何だよ、もうちょっといいじゃん。な? もうちょっとだけ!」
「・・・・・・」
「だってランボはもう大きくなっちゃって膝の上にのせることなんて出来ないし。コロネロやスカルなら出来るだろうけど、そのためだけにわざわざ呼べないし」
「・・・・・・・・・」
「リボーンには出会って速攻『俺に触るな』宣言されちゃったし、もうマーモンだけなんだよ」
「・・・・・・(それ、今ものすごく後悔してるみたいだよ。僕のこと殺しそうな眼つきで睨んでくるよ)」
「あー・・・やっぱいいなぁ、子供体温。癒されるよなぁ」
「・・・・・・」
「マーモン、大好きだよー」
「!!!」
「(・・・・・・馬鹿だね、リボーン)」



子供好きなドン・ボンゴレ。














左手にランキングブック / フゥ太(20歳)



「僕が誰だか分かってるの?」
「あぁ、分かってるとも。ランキング・フゥ太だ」
「それだけじゃないでしょ? 僕はどこのファミリー? 言ってごらん」
「・・・・・・」
「言えないの? その程度で僕に手を出そうとしてるの? ねぇ、僕のフルネームを知ってる?」
「・・・・・・・・・沢田、フゥ太。ボンゴレファミリーの情報屋」
「ちょっと違うよ。僕はボンゴレじゃなくて、10代目ドン・ボンゴレ―――ツナ兄の情報屋なんだ。だからね、ツナ兄以外の命令は受けない」
「・・・・・・」
「もう逃げてばかりだった子供じゃないよ。ツナ兄のためだったら戦える。ランキングブックが欲しいなら、腕ずくで取ればいい」
「・・・・・・おまえみたいな子供に何が出来る」
「言ったでしょ?僕はもう、逃げてばかりの子供じゃない」
上げた右腕の先、握るのは厚い本ではなく、艶光りする黒の拳銃。

「最期に教えてあげるよ。一分後に僕に殺される人ランキング1位、おめでとう」



ただいまーツナ兄! うわっフゥ太! また誰かに狙われたのか!? 大丈夫だよ、ちゃんと処理してきたから。














跡継ぎ問題 / 沢田綱吉&雲雀恭弥



ドン・ボンゴレを継いだ沢田綱吉君は、古参の幹部らに早く跡継ぎを作るようにと言われてました。
あまりのそのうるささに、エリザベス女王もこんな感じだったのかなぁと綱吉君は思考を飛ばしたりもしておりました。

「・・・・・・そりゃあ彼らの言い分も分かるんですよ。ボンゴレ特有の『超直感』が出るかも分からないし、とりあえず数産んどけっていうのは。分かるんですよ。分かるんですけど。分かるんですけども」
「あの赤ん坊に産ませりゃいいじゃない」
「雲雀さん。リボーンの年、分かってます? あいつまだ15歳にもなってないんですよ? そんなの孕ませたら犯罪だし、それにあいつはこれから本気で恋をする年齢なんですから、そんなことはさせられません」
「まぁ、君の赤ん坊への愛は今のところ家族愛だしね」
「雲雀さんのことも愛してますよー。ハルなら産んでくれそうだけど、でもまだ結婚するつもりはないし、ハルを愛人の一人にするのはハルに対して申し訳がなさ過ぎるし」
「喜んで産みそうだけどね。君の愛人に適当なのはいないの?」
「うーん・・・頼めばみんな産んでくれそうですけど、そうすると産休と育児休暇で二年くらいは拘束しちゃうでしょう? みんなそれぞれ自分と仕事を持ってるから、いきなりそんな休みは取れないだろうし」
「M.Mなら金を払えば産みそうだね。それで、どうするの?」
「・・・・・・・・・あ」
「?」
「・・・・・・いや、それは・・・ない、よな? うん、ないよ。ないないないない」
「何、心当たりがあるならさっさと言ったら? どうせ君は山ほど子供を産むことになるんだし、最初は練習台くらいに思っとけばいいんだよ」
「いやでもあのですねぇさすがにこれはやばいと」
「さっさと言いなよ」
「・・・・・・・・・じゃあ言いますけど、怒らないで下さいね?」
「答えによるね」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・クフ」
「奴に産ませるくらいなら僕が産むよ!」



落ち着いて、雲雀さん!
2006年6月2日