22.十二月





「というわけで、俺たち同じ大学に行くことになりました!」
「受かったらだけどな」
「良かったな、及川。世話係頑張れ、岩泉」
「おめでとうございます、及川さん。お世話頑張ってください、岩泉さん」
「何その声援! マッキーも国見ちゃんも反抗期!?」
岩泉の肩を無理矢理に抱き込んでピースを決めた及川に、部内の反応は概ね歓迎だった。言葉はどうあれ。短くはない時間を共にしている青葉城西の面々は、この主将と副主将のコンビを見ているのが好きなのだ。他人事ながら、同じ大学に行けばいいのに、と二年の渡や矢巾などは囁き合っていたくらいである。おめでとございます、と金田一の大きな声に、及川は嬉しそうに笑うし、岩泉も複雑そうながらも受け入れているようだから問題あるまい。受かったら、と岩泉は言ったけれども、要領のいい及川が落ちることなんて無さそうだし、岩泉は本番に強いし度胸があるから大丈夫だろう。多分。とりあえず精神面に関しては最良の状態で春高に臨めそうだと、監督の入畑は満足そうに頷いていた。
一月二日、新年初めての練習日に、バレー部一同は戦勝祈願に皆で近くの神社へお参りに行った。全力を出し尽くし、ひとつでも多く勝つことが出来ますように。祈り、皆で揃いの御守りを買った。





及川さんと岩ちゃんは二人でも初詣に行っているし、マッキーと松つんと四人でも合格祈願に一応行ってる。
2014年1月5日(pixiv掲載2014年1月3日)