Cher Lamperouge
7.与えられた再会





主たちの痕跡は絶たれてしまった。枢木スザクは睡眠薬の混ぜられていた食事を食べ、そのまま土蔵に軟禁されている。身内を拘束する枢木本家の意向など、アッシュフォードには関係ない。本家の話では、たどり着いた翌日の朝にはすでに主たちの姿は消えていたという。靴がなかったことから出て行ったのだと考え、捜索は行わなかった。当主であった玄武を喪い、それどころではなかったのだという話を祖父伝に聞き、ミレイは嘲笑した。いっそ高笑いをしてやりたい。
その後、子供の足で行ける範囲から徐々に広めて捜索をしたけれども、主たちは見つからなかった。ただでさえ終戦した直後の敗退国、イレブンは荒れており、どんどんと介入してくるブリタニア人は身勝手な法ばかりを突き付け、日本をエリア11に変えていく。消息を得られぬまま時だけが過ぎ、ミレイは13歳になってしまった。記憶の中の主たちは幼いまま。
けれど、再会は突然やってきた。

アッシュフォード家の設立した学園に、ランペルージ男爵家の子息子女が入学したいと申し出たのだ。

提出された書類を見た瞬間、ミレイは溢れる涙を堪えることができなかった。探し求めた主たちが、美しく育った姿でそこにいた。





マリアンヌ様、あなたの加護に心からの感謝を。
2007年5月10日