ポケモン皇子の優雅なる一日。





POCKET LELOUCH





AM 7:30
起床。しばらくふかふかダブルベッドの上でぼーっとしている。
覚醒した後、洗面所で顔を洗い、服を着替え、シーツを取り替えて身支度を済ます。



AM 8:00
「ルルーシュ様、朝ごはんですよぉ」
「ああ、今行く」
スピーカーからの声に頷き、モンスターボールから出てくる。眩しすぎる太陽にくらっと来てロイドに「お姫様なんですからぁ」と言われ、「正真正銘の箱入りだからな。文句あるか」と返す。
朝食はホテルに泊まっていない限りロイドの手作り。引きこもり皇子様のためのバランス完璧メニュー。



AM 9:00
ロイドが片づけをしている傍ら、日光を浴びてごろごろしている。出立準備が整うと再びモンスターボールに戻る。
「ルルーシュ様、たまには一緒に歩きましょうよー」
「断る」



AM 10:30
扉を介して繋がっているアスブルンド研究所から持ってきた本を読んで過ごす。蔵書いっぱいでごご機嫌。



PM 00:00
「ルルーシュ様、昼ごはんですよぉ」
「ああ、今行く」
言われてからようやくポケモン・クルルギに餌を与えていなかったことを思い出し、ボタンひとつで水槽に栄養剤を投入。まだ飢え死にしてない良かった良かったと毎日一安心。他の研究所に出張しているという助手が早く帰ってくればいいのにと思う。
昼食もロイドの手作り。褒めてつかわすとハイテンションで喜ばれる。



PM 1:00
道が平坦である場合、少しばかりロイドと共に歩く。現れたポケモンはロイドが端からゲットしていくが、それは予備でありルルーシュの正式なポケモンではない。
「全種コンプリートしてルルーシュ様に差し上げますねぇ」
「そうしたら俺はポケモン博物館を開くな。当然俺が館長だ」
「ほんと根っからのインドア派なんですからー」



PM 3:00
「ルルーシュ様、おやつですよぉ」
「ああ、今行く」
お花畑でプリン。ロイドの手製。カロリー計算もばっちりとのこと。



PM 4:45
許可を得ているので、アスブルンド研究所を利用してロイドの捕獲したポケモンの観察解析。目が合った端から懐かれていく。ポケモンがわっさわっさ寄ってくる。それらに餌を与えて、後はちゃんと自分たちで生活しろと命令。ポケモン、自主トレに励む。



PM 7:00
「ルルーシュ様、晩ごはんですよぉ」
「ああ、今行く」
満天の星空の下で夕食。当然のようにワインが振舞われ、どこのレストランかと思わせるが、やはりロイドの手製。いい下僕をゲットしたと何か違うことを思うが、両者の認識はあまり間違っていない。



PM 9:20
冷えてくる前にモンスターボールに撤収。夜食に時間が経ってもぱさぱさにならないサンドイッチを貰う。その後は読書に時間を費やす。



AM 0:35
読みかけの本を持って風呂に入る。半身浴で読書を続け、二時間後に出る。



AM 3:00
「はぁい、強制消灯でーす!」
ハイテンションな声でモンスターボール内の電気が消され、しぶしぶふかふかダブルベッドに入り就寝。
明日こそはポケモン・クルルギにちゃんと朝一で餌をやろうと思うが、「あーいいですよぉ、放っておいても死なないでしょうし。それよりルルーシュ様、明日のおやつは何がいいですかー?」というロイドの言葉を思い出して脱線。そのまま夢の世界へ。



AM 7:30
起床。また同じ一日の繰り返し。
・・・・・・このようにルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはポケモン生活にとてもとてもご満悦なのだった。





自分に関してものぐさ皇子様と、特定に尽くしたがる研究者コンビ。
2007年8月24日(2008年7月12日mixiより再録)