02.アルミサエルの侵略





入り口の審査を前に、童女は己のファミリーへ休暇を言い渡した。
はしんさにわざとおちて、アルコバレーノをみにいくわ。みんなはマフィアランドをたのしんできてね」
「ドン・ラガツァ、私もお供致します」
「だめよ、ヴィットーレ。おまえもちゃんとあそびなさい」
「ですが、アルコバレーノは血気盛んなようですし、お一人で行くのはあまりに危険です」
「そう、じゃあいっしょにおいで。ぐんじんのアルコバレーノ、みにいきましょう」
そして宣言通り童女は審査に落第し、列車に乗せられて裏マフィアランドへと運ばれていった。残されたラガツァの面々はドンの不在を残念に思ったけれども、とりあえず与えられた命令に従い、つかの間の休暇を謳歌することにした。





アルミサエル / 子宮を司る天使の名から。
2006年7月29日