俺と彼女の恋人のやり取りの話
『柳君! どうしての写メを送ってくれないんだ! 俺は制服デートなんて夢のまた夢なんだぞ! 毎日一枚くらい制服姿のの写真を送ってくれてもいいじゃないか!』
「そうすると俺の携帯にの写真がたくさん保存されることになりますが、それでもいいですか?」
『うぐ・・・っ! ならばメールを送った後にすぐさま削除してくれれば万事解決だ!』
「毎日の写真を撮っていると、俺がを好きだという噂が広まりかねませんが、それでもいいですね?」
『ぐぬう・・・! た、確かにそれは困る。それは困るぞ・・・。俺とが愛し合っているのは周知の事実だが、周囲は目に見えるものを信じるからな・・・!』
「では、毎日は諦めてください。週に一度くらいなら、そう注目されずに済むでしょうから」
『おお・・・! 柳君、やはり君は良い奴だ! 今度何か奢ろう!』
「ありがとうございます」
連絡先を交換した際には、そう頻繁にやり取りすることもないだろうと思っていたのだが、予想は外れて数日に一度は東堂からメールが届くようになった。電話をすることもあるが、会話の九割はについてだ。嬉しそうに聞いてくる東堂に、自分の知る学校でのについて話をしてやるのはやぶさかではない。
彼女とは友人で、彼氏とは共犯者。このポジションは美味しいな。柳はそう思っているのだった。
はい、チーズ。
2014年4月20日