ビリクラ一週間
週の始まり、月曜日
昼食はカフェ、火曜日
優等生です、水曜日
後輩とも仲良く、木曜日
気合を入れます、金曜日
仕事もしますよ、土曜日
発散しましょう、日曜日
週の始まり、月曜日
「だからやっぱり必要だって。がちがちに固めてちゃ気後れするのは当たり前でしょ? ちょっとはスペースを作って一見さんも引き込まないと。そこから新たなお客を獲得するのは現代商戦の基本だよ」
「だけどそれが大元のカラーに合わなかったらどうする? 一見を得るのはいいが、気安さから入った連中は思い入れがないからこそ離れていきやすい。固定客は見込めねぇ」
「それはやっぱり大元の質で掴むしかないんじゃない? そのためにはバラエティーを揃え、なおかつ万人層に受けるようなものじゃないと」
「難しいな。特に最近は他社との競争も厳しい。過去のものが注目され続けているのは、客が現状に飽きてるからじゃねーのか」
「伝統は素晴らしいっていう証明だとも言えるけど。うーん、でも確かに難しいね。後世に残るようなのは、正直いくつあるかって感じだし」
「おはよーさん、跡部に」
「アーン? 何だよ、忍足か」
「おはよー忍足。昨日の後楽園、どうだった?」
「めっちゃ楽しかったわ。写真持ってきてん。昼にでも自分らんとこ行くわ」
「コムイさんでしょ? 今度一緒にリナリーやってあげよっか?」
「ホンマ!? せやったら跡部はティキやな!」
「宍戸の髪が長かったら神田をやらせたのにな。ちっ! あいつ、勝手に切りやがって」
「ねー、きれいなコス髪だったのに」
「そういや自分ら、さっき何話してたん? えらい難しい情勢に聞こえたんやけど」
「あぁ、アレ」
「別に大したことじゃねぇ」
「「週刊漫画における読みきりの必要性について」」
D.Gray-man
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昼食はカフェ、火曜日
「景吾、真田君からメール来たよー」
「アーン? 内容は?」
「新作のネームが出来たから品評してほしいって」
「ジャンルは何だ? 相変わらず少女漫画だろうけどな」
「それがすごいよ、あおり文。聞きたい?」
「言ってみろ」
「『純情可憐なマーガレットが繰り広げる愛と友情の活劇! 紳士なジャンと不良なクリス、二人に言いよられたマーガレットが選ぶのはどっち!? それは見てのお楽しみだ!』」
「一応聞くが、どこらへんが『友情』と『活劇』なんだ?」
「実は裏で手を組んでるジャンとクリス、そんな二人に復讐を誓うマーガレットじゃない?」
96ページの超大作。
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優等生です、水曜日
「跡部ー10週くらい前のマガジン持ってねぇ? シムカが病院で悪夢見るとこの」
「向日、それならもうコミックスになってるよ? 最新14巻、個人的にはカズ君を推奨」
「え、マジで? じゃあそれ貸して」
「うちの本棚のどっかにあるだろ。探して持ってけ」
「サンキュー! 部活帰りに寄るから」
「アニメも全話完璧に録画してるけど、それも見てく? 中々に原作とは違うところもあって面白いよ?」
「あれ? ってホスト部の方見てんじゃねーの?」
「ダブルチューナーは基本です」
「DVDは特典がついてるけど、出るのが遅いしな」
「じゃあ見てく。つーか泊まってっていい?」
「勝手にしろ」
「おいでませ、跡部家へ!」
エア・ギア、桜蘭高校ホスト部
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後輩とも仲良く、木曜日
「おはよー、鳳」
「あ、おはようございます、先輩」
「日吉若はまだ来てないの? うーん、残念! せっかく朝から会話できて一日をハッピーに乗り切ろう計画だったのに」
「あぁ、日吉は日直なんですよ。今は職員室に行ってます」
「すれ違いかぁ。でもそれも恋愛の必須項目だしね! 『彩雲国物語』ありがとう。すっごい面白かったよー」
「そうですか? 良かったです!」
「秀麗ちゃんのすぱっとした性格がいいよね。静蘭とか黄奇人とか萌えどころもいっぱいあるし!」
「あはは、やっぱり先輩はそっちに行きましたか? 俺も黄奇人は先輩の好みだろうなぁって思ってました」
「陽月君も好きだよ。あぁでもやっぱり一番は秀麗ちゃんかも」
「俺も秀麗好きです。後は劉輝とか」
「BSでアニメもやってるんだっけ? DVDってもう出たかなぁ」
「まだ見たいですよ。俺は原作派なんでアニメは見てないんですけど」
「そういや鳳、『マリみて』もアニメは見てなかったっけ。あれはあれで面白かったと思うけど」
「でも小説が原作ですから、そこから派生したアニメや漫画は異端に思えちゃうんですよね。もちろん否定するわけじゃないですけど」
「好みによるからね。頭で思い描いてる声と違ったりすると失望もしちゃうし」
「そうなんですよね・・・・・・祥子様の声とか、もう俺の中では完璧に出来上がってるから、それ以外はちょっと・・・」
「分かる分かる。じゃあ『彩雲国』の続き、借りてくよ。何かオススメがあったらまた貸してね?」
「はい。今度は『涼宮ハルヒ』シリーズを持ってきますね」
「あれは漫画でしか読んだことなかったなー。じゃあよろしく、鳳!」
「はい。また明日、先輩」
彩雲国物語、マリア様がみてる
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気合を入れます、金曜日
「景吾、ホテル・ヴィーの無料バイキング券もらっちゃった」
「自慢の懐石? 鉄人の中華か、三ツ星パティシエ?」
「オールオッケー、制覇する?」
「略奪者【バイキング】か、悪くねぇな」
「ネウヤコいいよねー。Xも好きだけど!」
「あの漫画は石垣の存在があってこそだろ。あれが清涼剤になってると言っても過言じゃねぇ」
「人気投票は?」
「弥子とアヤ」
「ネウロとX」
「京子とランチア」
「ディーノさんとM.M。でもって霧は」
「「骸で決まり」」
魔人探偵脳噛ネウロ、家庭教師ヒットマンREBORN!
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仕事もしますよ、土曜日
「・・・・・・早売りジャンプ読みてぇ」
「・・・・・・車にあるから移動時間にね。っていうかあの会長、話長くない?」
「・・・・・・やっぱ息子に社長譲って正解だな」
「・・・・・・さっさと切り上げてほしいなぁ。こちとら次の会食迫ってるんだけど」
「・・・・・・うぜぇ。小夜が気になる」
「・・・・・・いやいやディーヴァでしょ。ソロモンの動きに注目だよねー」
「・・・・・・リクは予定外だった」
「・・・・・・カールも。漫画の少年版に期待するかなぁ」
「やぁやぁ、景吾君にさん。我が社のパーティーは楽しんで頂けてますかな?」
「ええ、もちろんです。この度は30周年おめでとうございます」
「不況を乗り切ってこられました会長のお話、しかと拝聴させて頂きました。わたくしたちも精進していかなければと思いましたわ」
「いやいや、はっはっは!」
「・・・・・・早売りジャンプ読みたーい」
「・・・・・・車までダッシュだな」
BLOOD+
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発散しましょう、日曜日
「ふざけんな! ここまで来て寸止めだと!? 俺様の三時間の苦労をどうしてくれんだこの野郎!」
「あはははははっ! 景吾ってばまだハルナちゃん落とせてないのー? しっかもバッドエンドルート辿ってるし、これじゃ寸止めどころか最後は別れて終わりだよ?」
「マジかよ! どこだ!? どこで俺は間違った!?」
「最初の選択肢で『Yes』を選んだとこ? うっわ初っ端! 景吾もうゲーマー止めたら? 学習能力以前にツキがないよ?」
「・・・・・・っ! !」
「日吉若の新作写真、夏服編がほしいなー」
「いくらでも撮ってやる! だから落とせ!」
「Yes, sir.ハルナちゃん、前と後ろどっちがいい?」
「バックで!」
「はい、オッケー」
そんなこんなを繰り返し、二人は仲良く毎日を送っているのでした。
何がバックかは聞かないで下さい。
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