06:さながら、華





火曜日の午後、ハルはさんと二人でお茶会をします。
このときだけはツナさんも入れてはあげません。女の子だけのお茶会なんです。
「あ、ハルちゃん。そのマニキュア可愛いね」
さんがハルの爪を指差して言います。今日のハルの爪は白がかったピンク色です。お店で並んでいたのを見て、思わず桜を思い出して買ってしまったのです。
イタリアには桜がありません。獄寺さんはツナさんのために植林すると言いましたが、雲雀さんに力ずくで却下されていました。
「えへへ、そうですか?」
「うん。ハルちゃんによく似合ってる」
さんにもきっと似合いますよ。今度持ってきますね!」
ありがとう、と微笑むさんは、ハルの理想です。
ツナさんと同じ茶色のふんわりとした髪。顔立ちも整っていて、可愛いのに綺麗な人です。
ツナさんがあんまり外に出したがらないのも判ります。危険が二重ですよ、二重!
さんの指、綺麗ですー・・・・・・」
ほっそりとした白い肌に、すっとした指先。ハルとは全然違うです。
一本一本なぞるように辿ると、さんが声をあげて笑い出しました。
「あははっ! くすぐったいよ、ハルちゃん」
「綺麗ですー羨ましいですー」
「ハルちゃんの指だって綺麗だよ」
「そんなことないですよ。さんの方が全然綺麗ですっ」
悔しいので、思う存分さんの指を堪能しちゃいました。
さんはずっと笑ってばかりだったけど、そのうち対抗してハルの指をなぞってきて、二人して声をあげて笑ってました。
ツナさんが「どうしたの?」と心配そうにきたけれど、部屋には入れてあげません!



だって今日は、さんとハルの「女の子デー」なんですからね!





あなたが大好きなのだと、声を張り上げて叫べます
2006年1月28日