今日は水曜日。
ってことはもちろん明日は木曜日が来るわけで。
・・・・・・・・・よし、うん、大丈夫。頑張れ俺!
男・菊丸英二!
今日こそ長年の野望を果たしてやるのだ!!
(って言っても長年じゃなくて二週間だけど)





突撃☆ランチタイム





ターゲットは仮入部も終わって正式なテニス部員になった
今はオチビちゃんと一緒にネットを片している途中ー。
うわーにゃんかドキドキする。
どうしよ? ちゃんと話せるかにゃ?
突然話しかけて変な目で見られたらどーしよー。
やっぱやめようかにゃ・・・・・・。
っでも先週も先々週も同じこと言って諦めちゃったし。
大丈夫! 男は度胸!
行くぞ―――――――――――――――ッ!!!
「・・・・・・・・・!」
「はい?」
くるんってが振り向いた。
セピア色の髪も一緒に揺れて。
うわーうわーうわーッ!!
「何か用ですか? 菊丸先輩」
見上げたまま聞いてくる。
あ・・・俺の名前知っててくれたんだ・・・・・・。
うわぁ・・・・・・すっげ嬉しい。
―――――って感動してる場合じゃないって!
目的をちゃんと果たさないとッ!!
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁあのね、
「・・・・・・・・・・・・はい?」
首を傾げてが不思議そうに聞いてくる。
・・・・・・・・・俺ってばメチャクチャどもっちゃったしー・・・・・・。
オチビもそんな不審そうな目で見ないの!
っでもでもでも頑張れ、俺!
「あのね、あのね、・・・・・・」
よしっあともう一息!
「明日! 俺、お弁当作ってくるから一緒に食べよッ!!」
――――――――――言った〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
やったぁおめでと俺!



「お弁当・・・ですか?」
の言葉に俺は何度も首を縦に振って。
「そうにゃ! ってお昼はいつもパンなんでしょ!? 俺、毎週木曜日は自分で弁当作ってきてるし! 明日はの分も作ってくるから一緒に食べよッ!!」
はパチクリと目を見開いた。
うにゃーそんな顔も可愛い!
「つーか何で菊丸先輩ががいつもパンだってこと知ってんスか? ひょっとしてストーカー?」
にゃ!? にゃにおう! オチビめ!!
「以前話してるの聞いたんだって! ホラ、えーっと、トマトの味噌汁の話してたとき!!」
「・・・あぁ、あのときっスか」
よしよしオチビも納得したな?
ってゆーかだって!
・・・・・・・・・無反応ってことは嫌にゃのかにゃ?
「・・・・・・えっ、あぁスイマセン。ちょお驚いてましたわ」
我に返ったはウーンと首を傾げて。
「いやでも、迷惑なんとちゃいます?」
「んなことないッ! ぜーんぜんオッケー!」
戸惑ったも可愛いけど、ここは押して押して押しまくるっきゃない!
「本当に全然気にしなくていーから! 俺んち両親共働きで兄ちゃんや姉ちゃんと毎朝交代でゴハン作ってるし、一人分増えたってビクともしないよん!」
熱烈なラブコール。最高級の笑顔もつけちゃう。
だから笑って頷いてよ。
俺、もっともっとと仲良くなりたいんだから。
照れくさそうに頬をかいてが笑った。
「・・・・・・ほな、よろしゅう頼んますわ」
よろしくお願いします=お弁当を作ってきてもオッケー。
「――――――――――――やったぁぁぁぁぁ!!!」
がビックリした顔してるけど止めらんない!
うわ、ちょっと、かなり嬉しい!
手作りお弁当権アーンドお昼一緒権ゲット!!
「何? 何か好きなおかずとかってある!?」
「んー・・・あえて言うんやったらオムライスとか好きです」
「あー俺も大好き! 俺オムライス作るのメッチャ得意! じゃあ明日お弁当作ってくるから、一年二組の教室で待っててよん!!」
「ってかといつも一緒に食べてるのって俺なんスけど?」
オチビが不満そうに睨んでくる。
でーもダメ! を独り占めにはさせないもんね!
「いーじゃん! じゃあオチビも一緒ね! うーわーメッチャ楽しみ!!」
ドキドキワクワク☆ランチタイム!
俺ってば頑張っちゃうもんね! 最高においしいお弁当を作ってやる!
そんでともっと仲良くなるんだ!



一目見た瞬間、運命だって思ったんだ。
恋なんかじゃなくて、むしろ愛なのかもどうかもわかんないけど。
でものことをもっと知りたいし、にも俺のことを知ってもらいたい。
そーゆーことだからヨロシクね、



よーっし!オムライス頑張るぞー!!





2002年10月9日