セピア





今までの流れを簡単に説明すると、
1:二年生の部員が越前(これからはオチビちゃんと呼ぼう!)とのラケットを隠したらしい。
2:キレたオチビちゃんが部室にあったボロラケットで二年生と対決!
3:オチビ圧勝〜!!
うわー結構強いじゃん。
これじゃ俺たちもうかうかしてられないにゃー。
。ほら次はの番だよ」
オチビちゃんがボロラケットをに渡す。
「えー。何で俺までやらなあかんねん」
「別にやんなくてもいいけど? 俺は自分のラケット取り戻したし」
「俺の分も取り返してくれてもええやん。リョーマ、自分心狭いでー。そんなんじゃイイ男になれへんよ?」
「俺は今でも十分イイ男だから関係ないね」
「うーわー! 自分で言うとるよコイツ!!」
声を上げて笑い出す
で結局、と二年(林だか池田だか忘れちゃったけど)の試合開始〜!



試合終了〜! の圧勝〜!!
さっきのオチビちゃんのもそうだけど、相手が弱すぎて全力出してないって感じ。
これじゃあ二人の実力が分かんないじゃん。
まぁずば抜けて強いってことは分かったけどさー。
ってそんなことを考えてたら大石が来て「部長命令でグラウンド10周」だって!!
バカー手塚の鬼―!
そんなんだからゲイバーでバイトしてるってに言われるんだぞ!!
にゃーんて思いながら走ってると、前方に黒髪とセピア色の二人組を発見☆
近づいてってみるとにゃにやら話をしているモヨー。
「せやからホンマに美味いって。今度作って食べてみ?」
「絶対ヤダ。味噌汁には普通トーフでしょ」
「それは王道やろ。でもたまには邪道もええって。入れてみ、トマト」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トマト―――――――――――!?
味噌汁にトマト!?
何ソレそれはマズイって!
ひょっとしてって不二と同じ味覚の持ち主!?
「トマトと味噌は別々に食べても美味いやろ? せやから一緒にしても平気やって」
「別々だから美味しいんだよ。、味覚おかしいんじゃないの?」
うん。俺もそう思う。
「えーそんなことあらへんって。プリンに醤油入れてウニってのは流石の俺でも食えへんもん」
「食べれなくて当然。それが好きとか言ったらもう一緒に昼食べない」
「うわーキッツイなぁ、リョーマ。まぁええけどな。リョーマの弁当って和食が多いけどリョーマの好みなん?」
ほうほう、オチビちゃんの弁当は和食中心。
あとで乾に言っとこーっと。
「まぁね。俺、和食好きだし。は最近ずっとハムチーズロールじゃん。栄養偏るんじゃないの、いい加減」
「ハムチーズロールは今の俺のマイブームやからええの。あー俺も弁当持ってこよかなー。せやけどこれ以上早起きはツライしー」
「ま、精々頑張って」
オチビちゃんがニヤリと笑った。
ふーん。は弁当じゃないんだ。
ふーん。ふーん。
今度俺が当番で作るときに一つ多く作ってみよーかにゃ?
持ってったら食べてくれるかにゃ?
なんかちょっと、もっとと仲良くなりたいかも。
いやまだ話したこともないんだけどさ。
でも興味がウズウズーって感じ!
よしッ! 今度お弁当持って一年二組に突撃にゃ!!



ちなみにオチビちゃんとは一年生だけどランキング戦の参加が決まった。
まーあれだけ強ければ当然かも。
そんなことを考えながらトマトの味噌汁を作ってみたら、これがまた美味しくてかなりビックリ☆
今度、と一緒にオチビちゃんに勧めてみよーっと。





2002年9月18日