00.その罰の重さを知っているか





ギルバート・デュランダルが倒れた後、彼の腹心だったレイ・ザ・バレル、そして単独で戦場を混乱に陥れたは、ZAFT軍臨時最高司令官に抜擢されたイザーク・ジュールの監視下に置かれることとなった。
彼らからは参政権が剥奪され、公的機関への所属ないし出入りの禁止、行動すべての制限と報告義務が課せられた。
これは大犯罪者ともいえる彼らに対して、甘すぎる処罰である。しかし新最高評議会議長であるラクスと、オーブが中心を務める新地球連合の代表であるカガリの二人が下した判決に、意義を唱えることの出来る者はいなかった。せめて彼女たちではなくイザークの監視下に置いたのが、最大限の抵抗だったのだろう。
とにかくこうして二人は軍属を解雇され、一般市民として就職し、一般市民として生きていくことを余儀なくされた。





全体的に薄暗い話になること請け合い。
2006年6月21日