<血縁設定>





「あー、いたいた一馬」
「・・・光宏」
「一馬ちょっとこっち来て。大丈夫だって、何にもしないからさ」
「・・・・・・・・・(今までの前科を思い出している)」
「本当に大丈夫だから。俺ってばそんなに信用無い? これでも一馬の兄貴なんだからさ、一馬の嫌がることは絶対にしないって」
「・・・・・・・・・(やはり考えている)」
「あーもーほらっ!」
「うわっ!」
「何でそんなに悩むかなー?お兄ちゃんは悲しいぞ」
「ちょっ・・・光宏!」
「あーいい子だから、ちょっとじっとしてて」
グシャグシャグシャ
「何すんっ・・・!」
ワサワサワサワサ
「・・・・・・・・・・」
「はい出来上がり!」
「出来上がりって何が・・・?」
「おーい雄大!ちょっと来てー」
「何だべ、光っくん・・・って光っくんが2人!!?」
「あははーすごいだろ。やっぱ双子だからなー」
「双子って・・・あぁ、この前言ってた弟君だっぺ?」
「そう。俺の双子の弟、真田一馬。身長は一馬のほうがデカイけどやっぱり顔はそっくりだなー」
「そうだべな」
「あー雄大、写真とって。2・3枚な」
「うん。・・・ハイチーズ!」
パシャ、パシャ、パシャ
「サンキュー雄大。よし、一馬!次行くぞ」
「・・・・・・・・・次って何だよ(既に諦めモード)」
「俺、一馬と来たら次は当然兄貴だろ?」
「・・・・・・・・・・・・一兄・・・」



仲良し双子(むしろその片割れのみ)の暴走はまだまだ続く。





創作日不明